家で使っている’ガス給湯器’はすでに購入後13年です。最近エラーコードが表示され、お湯が出なくなる現象が頻発するようになりました。その都度電源OFFして再投入で対処していましたが頻度が増加したため対策することとします。
故障コード: 722 ふろ疑似炎検知 対応:運転スイッチを一旦切って再操作
製品: ノーリツ GT-2450SAWX 2009年4月製造
カバーの裏側ですが、グラスウールの一部が溶けています。
内部の様子ですが、上の写真(左右逆対応)の溶けた部分に対応するのは点火装置と火炎検知部の電極部分です。
拡大すると、点火回路(右側の黒い高電圧発生装置)から出ている電極の樹脂カバーが溶けています。炭化して黒くなっています。青いケーブルにつながった火炎検知電極のコネクタカバーも黒くなって溶けています。炎ガスに流れる微弱な電流を検出する方式だと思いますが、内部抵抗が数MΩと高いため、経年の汚れによる漏れ電流で誤動作するようです。特に今回のようにトラッキングによる炭化が問題です。場合によっては発熱、発火から火災にいたるでしょう。写真では良く見えませんが、青いケーブルのコネクタ被覆が溶けて金属ケースにブリッジしており、多分これが大きな絶縁不良、漏洩電流増加、誤作動の原因でしょう。

ほこりを除去し、アルコールで周囲を清掃、溶けた樹脂はニッパーでカットしてきれいにしました。
又、カバーの裏側のグラスウールも溶けて垂れ下がり点火部に接触している様子のため、きれいにカットしました。

以上の処置をしてカバーをもどし、復帰させました。しばらく様子見です。
雨が降ると特に調子が悪かったですが、なおったでしょうか?
以上
(その後)
現在2024年3月21日 まだ動作しており現役です。ただし、ごくまれに同じエラーで停止しますが頻度は少ないので気にしていません。
まだ15年です。近所のガス屋さんが、そろそろ交換したほうがいいよとアドバイスしてくれます。
これからの時代、物を大切にし修理して使う世の中になるでしょう。そのための訓練。
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