2022年3月8日火曜日

TESCOM ヘアドライヤー修理

 超久しぶりに投稿します。

奥さんの使い古しのヘアドライヤーがついに熱風が出なくなったとのことで、分解修理しました。機種は TESCOM  650W マイナスイオン付きヘアドライヤーです。

今までの修理経験から見た故障内容と対応は以下の通り。

(1)電源コード接続部のトラブル

   コード折り曲げ部分の断線(本体の回転接続部、コンセント接続部)

   回転スリップリングの接触不良⇒直接配線

(2)内部温度ヒューズの溶断(風出口を塞ぐなどで異常加熱?)

   溶断ワイヤ配線で交換不能のため、エイヤーで接続する

(3)操作スイッチの内部不良

   コンタクト部分がススで黒くなって接触不良

   コンタクト部スプリングのへたりによる接触不良

   ⇒ スイッチを分解しないと修理できない。通常スイッチ部品の交換が

     必要ですが、カシメを除去してエイヤーで内部修理(接触部クリーニング)

今回の故障はスイッチ部の接触不良(二段階目がONせず温風が出ません)です。



上の写真の黒い箱がスイッチで今回はこのスイッチが接触不良。
分解して接点清掃(ヤスリ)、板バネ調整)
(参考)マイナスイオン発生器は、黄色い円筒状の部品。AC120VからDC2.2~3KVを
発生し、風の出口で放電させてマイナスイオンを発生させているとのこと。この部品のメーカーは中国SUNYOUのNegative ion generator



全体の分解写真



参考までに回路図を載せます。今回スイッチの2の接点が接触不良でした。
以上